進化形ケータイは、従来型ケータイとスマホの良いところを合体した携帯電話です。
使い勝手は従来型ケータイに近く、機能はスマホに近い端末です。
進化形ケータイの呼び名は通信事業者によって異なり、KDDI(au)は、ガラケー+スマホを略して「ガラホ」、NTTドコモは「spモードケータイ」、ソフトバンクは「進化したガラケー」などと呼んでいました。
現在では、ガラケーの開発は終了しているので、どこも進化系ケータイをケータイと呼んでいます。
ここでは、従来型ケータイを「ガラケー」と呼び、進化形ケータイは単に「ケータイ」と呼ぶことにします。
なお、ケータイは、AQUOS ケータイ SH-02Lを例に説明します。
ガラケーとケータイ、どちらも2つ折り端末で見た目は同じに見えますね。
違いは中身にありました。大きな違いは次の2つが挙げられます。
ケータイが動作するための基本ソフトをOSといいますが、ガラケーにはガラケー専用に開発されたOSが組み込まれています。
一方のケータイは、スマホに近い機能を実現できるOSが使用されています。
これによって、スマホ並みの高機能が実現しました。
ガラケーは、メールを送ったりインターネットに接続したりする場合、大手通信キャリアごとに独自の回線網を経由します。
そこからインターネットへと出ていきます。
一方のケータイは、スマホと同じ方式でインターネットに接続します。
これによって、スマホやパソコンと同じWebサイトを見ることができます。
ただし、ケータイではi-modeやEZweb、Yahoo!ケータイのガラケー向けコンテンツは見ることができません。
進化形ケータイは、通話とメールが中心のガラケーと、パソコン並みの機能が使えるスマホの中間にある端末です。
たとえば、タブレットと2台持ちしたいというヘビーユーザーも、スマホは少し敷居が高いと思っている初心者ユーザーも、どちらの人も便利に使うことができます。